【ナチュラル&オーガニックコスメ】オーガニック世界統一基準|COSMOS(コスモス)認証とは?

by SAIKIMAI
ナチュラル&オーガニック オーガニック正解統一基準|コスモス認証

近年の健康志向やエコ志向から、世界規模でオーガニック市場が広がっています。食品分野のオーガニック商品の登場から始まり、今ではオーガニックコスメやオーガニック雑貨など生活のほとんどの分野で市場が拡大しています。
今回は、日本でも市場が広がりつつあるオーガニックコスメ市場と、注目すべき認定機関について紹介していきます。

 

【 目次 】

●COSMOS(コスモス)認証誕生までので動き

●COSMOS認証4つの基準

●2種類のCOSMOS認証
ーCOSMOS ORGANIC(コスモス オーガニック)
ーCOSMOS NATURAL(コスモス ナチュラル)

●COSMOS認証 石油由来成分

 

COSMOS(コスモス)認証誕生までので動き

1990年代頃より、世界的に「オーガニック」がブームとなり、多くのオーガニック食品やオーガニック商品が誕生しました。欧米をはじめとした各国ではその品質を担保するための様々なオーガニック認証団体が発足し、当時のオーガニック認証の基準は各団体が独自に制定していたため、認証団体により異なっていました。

オーガニックコスメ市場が拡大し、様々な認証規定による商品が市場に流通すると「いったいどのオーガニック認証のものが安全なのか?」「どの基準が正しいのか?」など、消費者のなかで混乱や困惑の声が増加し始めました
そんな消費者の声やコスメ業界・流通業界からのあおりを受けて、「ヨーロッパ統一基準を設けよう」という動きが2000年ごろからみられるようになったのです。

ヨーロッパにおいて主流であった5つのオーガニック認証団体が、2002年にドイツのニュルンベルクで開催された「Biofa(ビオファ)」にて、国際的なオーガニックの認証を制定することを合意しました。
それから8年後の2010年、それまで各々の基準で認証していた基準を取りまとめた国際基準となる「コスモス認証」が誕生しました。

「コスモス認証」とは、Cosmetic Organic Standardの略称になります。取りまとめに参加した5つの団体は、フランスの「COSMEBIO(コスメビオ)」と「ECOCERT(エコサート)」、ドイツの「BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)」、イギリス「Soil Association (英国土壌協会)」、「ICEA(イタリア)」です。

 

COSMOS認証4つの基準

 「コスモス認証」の基準は、動物実験を行わない、遺伝子組み換え原料を使わないなどの様々な細かい規定がありますが主に4つの項目から成り立ち、その基準は、2003年1月版の「ECOCERT」をベースに構成されています。

①有機農業、生物多様性を尊重した原材料の使用を促進すること

②循環可能な形で入手した自然由来原料と環境に優しいものを使用すること

③人間と地球環境に配慮したものづくりを行うこと

④”グリーンケミストリー”(生態系に与える影響を考慮し、持続・成長可能な科学工業のあり方を提言する環境運動) の考え方にそった商品開発を行うこと

 

2種類のCOSMOS認証

製品に含まれるオーガニック原料の配合割合によって「COSMOS ORGANIC(コスモス オーガニック)」と「COSMOS NATURAL(コスモス ナチュラル)」の2種類に分けられ、COSMOS ORGANIC(コスモス オーガニック)の方がより厳しい基準となっています。

 

COSMOS ORGANIC(コスモス オーガニック):

・内容成分の95%から100%が自然由来の成分であること
・植物原料(オイル・抽出物・バターなど)の95%~100%が有機農法、遺伝子組み換えしていない農法によって作られた原料でなければならない
・完成品の最低20%は有機農法によって作られた原料であること(洗い流す製品シャンプーやリンス、コンディショナーは10%でよいと例外があります)
・ヨーロッパの基準で厳格に定められてる原料以外の成分は使用できない。そして植物原料以外の成分の使用は内容量の5%以下であること
・製品に使われるすべての成分、原料は環境に悪影響を与えない生分解性のものでなければならない。

 

COSMOS NATURAL(コスモス ナチュラル):

・使用されている全ての原料は精査され自然由来の原料でなければならない
・オーガニック原料の最小必要含有量はない
・ヨーロッパの基準で厳格に定められてる原料以外の成分は使用できない。そして植物原料以外の成分の使用は内容量の5%以下であること
・製品に使われるすべての成分、原料は環境に悪影響を与えない生分解性のものでなければならない。

 

COSMOS認証 石油由来成分

COSMOS NATURAL(コスモス ナチュラル)では一部、石油由来成分の使用が可能なものがあります。その多くは防腐剤にあたり、旧指定成分も含まれています。
ただし、内容成分の配合比率を明記することを定めており、合成成分の配合の上限については2%と規定しています。しかし「石油由来成分」の使用することに反対の声も多いようです。